動脈硬化測定も可能な血圧脈波検査装置(HBP-8000)を導入しました
ご自身の血管年齢を調べることができます。
糖尿病、高血圧症、脂質異常症など、生活習慣病、メタボリックシンドロームの方におすすめいたします。
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測定方法
実際の測定にかかる時間は僅か5分程度です。
両手、両足首4箇所の血圧を同時に測定するだけなので、簡単に測定可能です。薄手の服ならそのままで測定できます。
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測定の仕組み
・PWV (Pulse Wave Velocity:脈波伝播速度)
心臓の拍動(脈波)が、動脈を通じて手や足に届くまでの速度のこと。
動脈壁が厚くなったり、硬くなったりすると、動脈壁の弾力がなくなり、脈波が伝わる速度が早くなります。
・ABI(Ankle-Brachial Index:足関節/上腕血圧比)
足首と上腕の血圧の比を測定し、その比率を計算したもの。動脈にコレステロールが沈着して起こる
「アテローム動脈硬化」の進行程度や血管の狭窄を推定。
健常人の場合、足首血圧は上腕血圧よりやや高いのですが、動脈に狭窄があると、その部分の血圧は
低下します。動脈の狭窄は下肢の方が起こりやすいため、ABIの値が低くなります。
ABIとPWVの指標を組み合わせて、動脈硬化ステージを4段階で評価します。
動脈硬化が原因で起こる病気
・脳の動脈
脳の血管が動脈硬化によって血流が途絶えて起こるのが脳梗塞、もろくなった血管が破裂して
出血を起こすのが脳出血です。脳梗塞や脳出血が起こり、脳の一部が障害を受けて認知障害などの
症状が現れることもあります
・心臓の動脈(冠動脈)
心臓に酸素や栄養を運んでいる冠動脈が動脈硬化によって狭窄すると、心臓が酸素供給が滞り、
胸の痛みや息苦しさを伴う狭心症を引き起こします。さらに、冠動脈が完全に詰まっしまうと
心筋梗塞となり、激しい胸痛や呼吸困難、脈の乱れを起こします。
・胸部、腹部大動脈
動脈硬化が原因となって動脈の一部がふくれて動脈瘤ができます。瘤のできた部分が破裂して
大出血を起こしショック状態になり、短時間で死亡することもある危険な病気です。
・腎動脈
高血圧が長期間続くと腎臓の中の細い動脈の硬化が起こり、腎臓を流れる血液量が減少して、
腎臓の機能が低下する腎硬化症を起こします。
・末梢動脈
下肢の動脈に硬化が起こり、血流が滞ると、下肢のしびれや疼痛などを伴う閉塞性動脈硬化症を
引き起こします。症状が進行すると足指に栄養が行き届かなくなり、壊死することもあります。
詳しくは当院スタッフまでお気軽におたずねください。